プロトタイピングに使用されるTubeInspect

ドイツパイプメーカーEMW社はTubeInspect Sに信頼してプロトタイプを作成する

EMW_BendingMachine

 
二人の専門家

ミュンヘン近辺の小さな町チュルケンフェルトにあるEMW社のパイプ製造分野の専門家は、このタイトルを正当な理由のもと使用しています。この中規模の企業は、昔ながらの鉄工所から、現代的な独創的なチューブ製造所に成功裏に発展しました。2006年夏期以来、EMW社は、AICON社の光学パイプ測定装置TubeInspect Sをサンプルパイプの測定および曲げ機の設定に使用してきました。その時から、EMW社は、リバースエンジニアリングにおける大幅な時間節約ばかりか、資材コストの相当な削減も実施してきました。さらに、EMW社の社主カルル・エバール(Karl Eberl)氏にとって同装置を比類のないものにしている別の要因-TubeInspectの測定結果は、完全に、ユーザーから独立しているため、結果を信頼でき、反復できる-があります。

イノベータが新機軸に出会う

カルル・エバール氏は、業界にきわめて普通の昔ながらの方法を好むタイプの企業経営者ではありません。1980年に自身の会社を設立してから、氏は、同社の事業を市場要求に合わせ、どのような技術的難問にも絶えず対応を試みてきました。革新的なアイディアが、企業文化の一部となっています。 

EMW_Tubes したがって、同社は、パイプ製造領域において、特別の生産課題に関する、EMW社のノウハウを定常的に活用する1,000社を超える顧客の開拓をやり遂 げてきました。その間、顧客構造は、非常に多様化されていきました。自動車セクターおよび航空宇宙産業セクターは別として、さまざまな国際的な工場の顧客 が含まれています。

「顧客はソリューションを必要としている」というモットーに従って、EMW社は、顧客が要求すれば、プロトタイピングから小型の系統品までの開発全体に対 応します。その際には、同社は、既存のツールを信頼することで、顧客に対する不要なコストを回避しています。同様に、屈曲パイプを顧客の用意したサンプ ルに基づいて生産します。それらのサンプルのCADデータまたは曲げ加工データは不明です。 

「この時点で、TubeInspectの登場です」とカルル・エバール氏は語ります。「長い間、当社は、サンプルパイプの曲げ加工データを高速に測定し、ベンディングマシンに直接転送するのに援用できるパイプ検査装置を探してきました。

それまで、当社の熟練作業者は、従来の方法、すなわち、手動でデータを生成しなければなりませんでした。それで、当社は、パイプ測定装置の市場を分析しました。さまざまな多関節アームで部分的にレーザープローブを備えたものを綿密に調べました。しかしながら、当社を納得させる装置は1台としてありませんでした。その時、幸いにも、TubeInspectと巡り合いました」

EMW_TubeInspect ベンディングマシンの高速設定

非接触式測定装置のTubeInspectでは、測定対象パイプを光学測定セルの中に置くこと以外は特に何もしません。

 複数の高解像度デジタルカメラが、正確に、数秒内でパイプの幾何学的構造を測定します。曲げ加工データは、簡単に理解可能な形式で報告され、ベンディングマシンに直接送信することができます。EMW社は、測定結果を用いて、自社の7台のPulzer、Wafios、Herber曲げ機を設定します。

 この手順により、曲げ加工データの手動生成と比較すると、EMW社には、莫大な時間の節約がもたらされます。「利点は、サンプルパイプが多数の屈曲を持っているときに特に顕著になります。時には、15を超える屈曲をもつプロトタイプを扱うこともあります。その時、試行により正しい曲げ加工データを見つけようとすると、専門的知識を持っている場合でも、長時間を要することになります」とEMW社の生産マネージャのマルクス・クラッス(Markus Klass)氏は説明します。「今では、当社は、TubeInspect Sを信頼してわずか数秒内で課題を解決しています」

最新のパイプ検査装置のおかげで、大幅にコスト削減

TubeInspect Sの適用賛成の決定的な論拠は、時間的な利得だけではありません。同測定装置はまた、ステンレス鋼などの高価な資材を加工するときにも、特に、効果を上げます。EMW社は、現在、サンプルパイプの正しい幾何学的構造を測定し、ほぼゼロの不合格品でベンディングマシンを設定することができます。したがって、同社は、資材コストの大幅削減が可能です。ステンレス鋼、普通鋼、アルミニウム、真ちゅう、青銅、または銅を取り扱う場合にも、TubeInspectは、資材を問題とせず機能します。「曲げることのできるものは何でも測定します」とクラス氏は語ります。ベンディングマシンの設定が完了したら、EMW社は、TubeInspect Sを用いて、小型系列品の全面チェックを行います。高価なゲージは、もはや不要となりました。

 TubeInspectを適用するすべての場合において、EMW社は、「完璧精度」という自信を匂わせます。さらに、同社は、TubeInspectが、ユーザーから独立した測定結果を生成することを高く評価しています。締めくくりとして、エバール氏は、保証します。「当社の新規パイプ検査装置は、将来への持続可能な投資です。このマシーンは、巨大な潜在能力を備えています。したがって、当社は、あらゆる将来の難題に対し準備万端であると感じています」