ロレアル社製品のボトルやカプセルの寸法法検査 精度と速度が向上

ロレアル・フランス、ランブイエ生産拠点

L'Oreal is using a CMM for inspecting bottles and capsules

パレットモード搭載マルチセンサーOPTIV M 3.2.2によって、ロレアル社のキャップとボトルの高精度寸法測定が自動化されただけで なく、ボトルの変形や垂直度をはじめ、他の分 析基準についても、パッケージングで真の専 門性を開発することが可能になりました。

1909年にフランスで設立されたロレアル・グループは、化粧品産業の世界的なリーダーです。同グループは、美容ビジネスに特化し、世界で88,000人の従業員を雇用しています。 ロレアルは、卓越した調査と革新を通じ、4,100人の研究者によって世界中の「美」への願望を実現します。 ロレアルでは、2030年までに、持続可能な開発に対する野心的な目標を掲げ、エコシステム全体として、より包括的かつ持続可能な社会の構築を目指しています。

LOreal-0644の生産拠点で、10,000人の従業員が36の国際ブランドを担当し、中でもロレアル・フランスの占める割合は、グループ全体の生産の4分の1を超えます。パリ近郊のランブイエでは、240人の従業員が「Elseve」と「DOP」ブランドを含むシャンプー、コンディショナー、シャワー用品などヘアケア・スキンケア製品を生産しており、その数は1年当たりおよそ3億ユニットに上ります。 

ロレアルのマーケティング・開発チームでは、製品分野や対象市場に応じ、さまざまな形、色や材質の新製品を生み出しています。例えば、リサイクル樹脂ボトルは、環境に配慮したロレアル・パリ・ブランドの最新の革新の1つです。新しい製品はそれぞれ、生産過程内で適応プロセスが要求されます。したがって新しいパッケージングが包装ラインに適することを確認する、特定の種類のテストが必要となります。また、適切な条件で適切な生産量を確保し、中期的にスピードを落とさずに生産できるかどうかを検証することも重要です。エリック・ドゥブルイユ(Eric Debreuille)氏は、化学エンジニア出身で、ロレアルに35年以上勤務してます。現在現場でパッケージングマネージャーとして、このプロセスを担当しています。グループ内の集中パッケージング/開発部門およびプラント技術パッケージング・チームとも、緊密に協力しています。

LOreal-03「私の仕事は、とりわけ設計の選択やパッケージング機器が適切であるかを検証することです。 プロダクトの定義に基づき、パッケージ開発による工業計器へのインパクトを、定式化されたリスク分析によって評価します。したがって技術的な選択を検証するテスト結果を集めることで、テストの構成を保証し、モニタリングを行い、サポートする責任を負っています」とデュブルイユ氏は説明します。 

ロレアルには、デザイン品質(パッケージ)と適合品質(生産)という2つの品質システムが共存しています。同氏はこれらの2つの調整を行っています。設計業務では、製品定義とビジネス上の実現可能性の検証試験を行っています。そこでは集中パッケージングおよび技術チームと共同で、テストを構築・実施し、新しいパ ッケージング・アイテムの承認可否を判断しています。 

現場の品質コンプライアンス部門では、とりわけ初めて新しいフォーマットを生産する場合や材質を変更する場合に、検査技師がロレアルのサプライヤーによるアイテムが基準に適合するかどうかをチェックします。新しいパッケージングの仕様では、寸法測定が必要となります。
OPTIV Mは、私たちのボトルとカプセルの測定に精度、信頼性および速度をもたらします。「寸法測定は、電子カリパスを含む手動測定器具を使用して行われていたこともありました。しかしながら、カプセル内部やボトルなど、特に一部の測定は、非常に複雑なものでした。」デュブルイユ氏はこう振り返ります。

Hexagonグループの産業機器プロジェクトのメンバーであるSEMATECからの分析依頼により、ボトルを中心とした実際のパッケージングのノウハウを開発するために、三次元測定機が必要となりました。このようにして、マルチセンサーOPTIVがロレアルに提示されました。「品質管理マネージャー、研究所長、そして私を含めた決定グループは、この新しいツールが、より信頼性の高い、迅速で自動化された寸法分析を可能にするだけでなく、ボトル面や垂直方向に発生する変形も具体的に把握できると判断しました。これらの測定は、包装ラインに関する品質の問題解決に利用できます。」 

LOreal-02 一連のセンサーと合わせて、非常に高速で正確かつ用途の広い測定を実行できるOPTIV M 3.2.2は、ロレアルで要求されるすべての検査および分析に理想的なソリューションでした。 
「私たちは、マシンビジョンとセンサー・テクノロジーを組み合わせ、ボトル検査時間を5分の1に短縮すると同時に、より高い信頼性を保証できるようになりました。この測定器は、特定の寸法の測定に最適です。また、ニーズに合わせてシステムをパレット化したことで、キャップの測定時間が10分の1に短縮されました」とデュブルイ氏は自信をもって説明しています。「Hexagonのパートナー企業Opus社は、様々な検査対象物に適応した洗練された高品質の治具を設計することができ、その結果、私たちの三次元測定機による測定を最適化することができました。」 この機器はOPTIV M 3.2.2のボリュームを拡張し、とりわけどのようなサイズでも、ガラス瓶をすべて測定できるようになりました。」

 ロレアルは、パレットオプション付きInspectオペレータ・インタフェースとPC-DMIS CAD++ソフトウェア、HERO分析報告ソフトウェアを使用しており、これらはすべて、Hexagonから供給されています。「私は、これまで約20のPC-DMISプログラムを設計し、すでに3名の検査技師に機械分析のトレーニングを行ってきました。日々新しい可能性を見出しており、今後数か月にわ たって、私たちのパッケージ専門技術のレベルがさらに成長することを確信しています」とデュブルイユ氏は締めくくりました。

Case Study: ロレアル・フランス、ランブイエ生産拠点

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